社長室 矢野博己 2012年入社
社内では前例のない大規模なイベントを任されて。
―前例のないイベントを任されてまず取り組んだことはなんですか?
私は1975年生まれでいわゆる就職氷河期世代。大学でマスコミを学びましたが就職浪人を経験し、SEや外資系メーカーのメディア担当、広告代理店を経て、縁あって浜友観光に中途入社しました。浜友観光が東京コミコン※をはじめたのは2016年。当初は、どんなイベントかも分からないし、社内でこれだけ大規模なイベントを行った前例もありません。まず始めたことは、コミコンとはどんなものかを理解するために、現地調査を行うこと。発祥の地であるアメリカのサンディエゴを皮切りに、NYやロンドンへも行きましたね。国ごとに特色は異なりましたが、どの会場へ足を運んでもその規模や盛り上がりに圧倒されるばかり。多い会場では20万人もの来場者が押し寄せるんです。それもそのはず。スクリーンでしか見たことがないキャラクターや実際の俳優と会えるイベントですから、盛り上がらないわけがありません。
※漫画を中心とした世界最大のポップカルチャーイベント。アメリカのみならず、フランス、イギリス、台湾などでも開催され世界中で話題になっている。日本では2016年から毎年幕張メッセで開催されている。
一つひとつの苦労を貴重な経験と捉えて。
ー東京コミコンを主催する中でのやりがいやコツを教えてください。
各国では大々的なイベントであるコミコンを日本ではどう盛り上げるか、撮影会やサイン会のゲストは誰を呼ぶか、会場のレイアウトはどうするのか。売上とコストのバランスを計算しながら社内外で何回も入念に打合せを行い、毎回試行錯誤しながらイベント当日を迎えています。苦労の甲斐あって初回は3万人ものお客様にご来場いただけました。有難いことに回を重ねるごとに認知度も上がり、来場者は年々増えていっています。仕事をする上で、意識していることは知識のインプット。最新のトレンドは一通り押さえておけるよう、経済誌からゴシップ誌まで幅広いジャンルの雑誌に目を通すようにしています。インプットした知識と自分がやってきた経験をマッチングさせる。それがアイディアに繋がるので、いかに色々な所にアンテナを張れるかが重要ですね。はじめは苦労しましたが、こんな経験ができるのも浜友観光ならではだと思います。パチンコ屋に屋形船、カプセルホテル…事業が多岐にわたり、関わろうと思えばいくらでも関われるし、チャレンジが許される会社だから活かさないともったいない。私もまだまだ新しいチャレンジをしていく予定です。